2007年08月22日

「TVがおもしろくなければニコ動を見ればいいじゃない!」

 なんか中島さんとこのこのエントリが注目を集めてる。


Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察


 これ自体は「電波の有限希少性をタテに寡占化、アホな番組が蔓延している」って感じの一般論で別にどうということもいんだけど関連でいろいろ思ったり。 このエントリに真面目に向き合うなら電波開放論に向かうのだろうけど、今回は前回までの流れを引きずってこう言ってみたい



「TVがおもしろくなければニコ動を見ればいいじゃない!」


 
 そういう問題でもないけどいちお釣りっぽく。つかほんと「ニコ動かYoutubeで十分じゃん?」って話は中島さんご自身も書かれていたような気がする。(「最近テレビはおもしろくてみないんだけど、友達からおしえてもらったYoutube映像を通じておもしろい番組を知ることが多くなった」、みたいなの)

 これに対して、おもしろいTV番組やTV番組を楽しむ周辺知識を伝えれるスタイルをとっていてぼくも重宝しているのがてれびのスキマさんなわけだけど、そんなてれびのスキマさんのところにもこんなエントリがあったり...


てれびのスキマ何故それをテレビでやらないのかと小一時間(略)


 PRIDEの煽り映像職人で知られる佐藤大輔の面白さを伝えるエントリ。残念なことに動画リンク先は見れなくなってるけど、この主張はもっともだなぁ、と。

すでに、サッカーファンの間では話題になっている「A3 CHAMPIONS CUP 2007」のPR映像。間違いなく佐藤大輔チームが手がけたと思われる煽りVTRで、ほとんど興味のなかったこの大会の視聴意欲を掻き立ててくれる。

しかし、何故かテレビ東京独占放送の番組内でこの映像が使われていない。非常にもったいない。


 ちなみにその他の佐藤大輔作品はこの辺から見られる。
 


 んで、「もうニコ動かYoutube、ステ6辺りをrimoってればいいじゃん?」、って感じもするのだけれどやっぱそういうわけにもいかないわなぁ。現行放送に比べれば圧倒的にコンテンツが少ないわけだし、いわずもがなだけどエンタメ系に集中して災害時なんかには役に立たないしなぁ...。

 でも、「現行放送と代替」ってところまで行かなくてももうちょっとニコ動(あるいはそれ系動画共有サイト)に視聴層がシフトしていく、ってことはないのだろうか? それに伴って動画共有サイトで扱うコンテンツが増えるということは考えられないか? つまり「payして回るか?」って話。

 この辺の話は最近だとニコニコ市場のアフィリエイト話なんかがある。


404 Blog Not Found:究極のアフィリエイト、ニコニコ市場


 この、「動画コンテンツからリンクする商品をその場でポチっと購入」って仕組み自体は放送と通信(ネット)の融合周りでは以前から言われていたことでさしたる驚きはない。民放なんかがデジタル化する際の目玉な仕掛けの一つのように思う。その是非についてはここではギロンしないけど、モタモタしてるうちにニコニコに優位性とられちゃってじゃね?、って話。民放側としては1コンテンツからDVDが200本ぐらい売れたからって屁ともないのでは?、って思ってたらやっぱりそんな感じなようで...


ニセモノの良心 : ニコニコ動画で自前のアニメを流す試算


 つか、Danさんの想定としては、「これ人口比的に考えれば2万本売れたのと同じくね?」、ってことなのか。そんでそこから皮算用って感じだったみたいだけどsoulwardenさんによると、「民放の権利商品使ってる時点でおかしいし」、と。(そりゃそうだ)
 
 じゃあオリジナルコンテンツ作って売ったとしてpayすんのかね?、ってことで以下の試算を出されてた。


まずプレス代。1枚250円換算で、20000本で500万。
流通は考えなくていいので(全部アマゾン)無料でいいや。すでに5000円で卸してる計算だし。
宣伝も・・・ニコニコがやってくれるので無料でいい。きっとここが強みになるはず。
あと版権処理だけど、どのくらい他人の権利を使うかにもよるけど、300万円くらい見とこうか。
ただこの金額で原著作権処理もできるかな?そのあたりちょっと不明。
75分収録ということは・・・25分×3なので、3話分。
1話3000万円で作って×3で9000万円。


ということは、200万円の利潤となる。ま、こんなもんか。スポンサードの全国ネットを考えると、テレビだってこんなもんだし。(そこでスポットと比べちゃいけない。)
ただし、かなりざっくりな計算なので、この通りには絶対行かないだろうけど。



 あと、これに売れなかった場合のリスク管理(含み損益みたいなの?)も絡むね、と。それ計算してその分単価高くしとかないとキツイわなぁ。

 それに対してコストを低く設定するってのもある。たとえばアニメでやる場合は蛙男商会さんみたいな手法で作ってけば安く抑えられるだろうし、ドキュメンタリーとかドキュテイメントなら物財的なコストは抑えられそう。(時間コスト=滞在費みたいなのかかりそうだけど)

 その辺については前にチラッと書いた。

muse-A-muse 2nd: ドキュメンタリーブームと昨今の動画(映画)市場について



 んでも、こんな感じで動画共有サイトのコンテンツがコスト抑え系になってくと「動画共有 = 貧乏コンテンツ」って印象がづいちゃうかな? 対して、商業放送(あるいはサイト)は豪華なハイデフって感じ?

・・ふむ。それもちょっと困るだろうな。


 んじゃ、スポーツなんかどうかな? アレもいちおドキュメンタリーだし、ESPNなんかもなんかいろいろやろうとしてたしね。

muse-A-muse 2nd: 活況化するモバイルコンテンツ市場?

 っつっても、「スポーツビジネス」って感じの昨今、この手のプロスポーツが一番取材コストかかるんだよなぁ。取材コストっつーか放映権。じゃあ、アマチュアスポーツとかどうかな? あるいはマイナースポーツ。 その辺の面白さをブログとかニコニコ的な解説で増幅させるってのは?

・・まぁ、「机上の空想なのでなんとも」って感じだろうけど、なんとかならんもんかねぇ。

 てか、3S的にはスポーツのほかに「Stock(株式=お金情報)」と「Sex(エロ)」ってことになって、「StockはムリだからSexね!」って感じになるか。でも、それってちょっとベタだべなぁ。。


 つか、リンク先の「モバイルコンテンツ市場」のとこでも出てたようにそろそろ本格的にモバイル動画コンテンツの覇権争いな時代に入りそうなんだけど、その辺で勝負してみようというところはないのだろうか? っつっても、あまり早く勝負かけちゃうとコケちゃうのがこの業界の慣例って感じなんだろうけど。


 あと、ニコニコアフィリエイト関連で。それってアフィリエイトってよりはタイアップとして活用できないのかな?、って思った。つっても、数字が全然追いつかないのだろうけど、量より質って感じでSNS的なマーケ(口コミ系)と絡めて考えていけないのかねぇ。





--
関連:
muse-A-muse 2nd: 速水健朗, 2007, 「タイアップの歌謡史」(feat.阿久悠)



muse-A-muse 2nd: 海外コンテンツホルダーのビジネスモデル (IBMの4象限モデルから)

※動画共有サイトについてアレルギー反応を起こす人用に。IBM4象限モデル的には「CGM・オープン」ってのも動画サイトの戦略の一つに過ぎないよ、ってことみたいです。
 
 

TechCrunch Japanese アーカイブ » 新世代のアダルトサイト概観

※「エロからメイン」ではなく「メインからエロ」な昨今の流れについて、といくつかのサンプル

 
TechCrunch Japanese アーカイブ » インターネットポルノの統計

ここ数年はユーザー生成コンテンツ、ビデオ共有などウェブで生まれた新しいアイディアは、まずメインストリームで普及し、それからポルノサイトに波及しつつあるようだ。


※ほか市場規模など
 


posted by m_um_u at 18:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | メディアこのエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。