2007年07月02日

モテない系日本 (男女間の非対称性を巡る攻防について)

 なんか、どっかのSEOらーの方がタイトル先行なSMOとったみたいなんだけど廻しが外れかけてるみたいで大変ですね。blogだからっていい加減なこと言ってると化粧廻しとられちゃうかもしれませんよ?w
 

 さておき、

 中身のないエントリかつどーでもいい内容なのでスルーしようかと思ってたんですが、 これへの対抗言説やら反応やらでちょっと見知った人とかけっこう親しい人とかが反応してて、それ読んでるうちに内田センセばりのアイデアが浮かんだのでちょっと吐き出とこうかな、と。

 
月がでたでた月がでた - 火曜サスペンス劇場 [精神的ブラクラ注意]


NC-15 - 一部のバカを取り上げて、その属性全体の罵倒に使う真似は不毛なのだが


HPO:機密日誌 - 男性学確立の必要性を訴える あるいは 「話を聞かない男、地図が読めない女」


 id:tomomoonさんのエントリは件のネタエントリに対する対抗言説(カウンターネタ)なのでちょっと偏向あるかもしれませんが、言ってることはごもっともだなぁ、と。個人的にはこちらのほうにむしろ共感します(理由は後述)。

 でも、これって各家庭で個別に解決すべき問題であって、これをして「男性一般」とか「女性一般」の問題にはできませんよね?具体的に言えば、「男はみんな女を奴隷と思ってる」とか「女はみんな鬼嫁化する」とはいえない。元ネタとなったエントリではその辺の処があいまいにSEOられているようで気になっていたのですが、そのあたりについてはid:muffdivingさんが代弁してくれてたのでいいです。

 件のエントリはいわゆるダメな議論ってやつの典型なのかもしれませんね。



 んで、最後にid:hihi01さんですが.....


 おっしゃることは分かるんですが、これもちょっと急進的というか偏ってるなぁ、と。


 「非モテ」系男性学というと某「非モテっていいつつケッコンかよ。しかもネゲットって、なんだその軽さは? "饅頭怖い”ってやつか? てめぇ、調子のいいこといってんじゃねぇぞ、この○○○○野郎がっぁt!!」な人の得意分野なのでしょうが、彼はケッコンという安息(?)を得たことにより牙を抜かれてしまうのでしょうか? (反意語)それともこれこそが彼の新たな戦いの序曲となるのか!? とりあえず、けっこんおめでとーございます (←棒読み)


 
 
 閑話休題


 
 んじゃ、ここらでぼく自身の思うところ..というかネタエントリでも投入しときます。


 まず、この問題というのは「男女における収入の格差」というのがベースにあるはずですよね? 「女性の進出著しい」とは言っても、男女の収入差、高収入な職業に就ける割合というのはまだ差がある。

 いちおこんな感じで


図録▽女性比率の推移


 減ってはいないけど横ばいって感じです。

 ってか、「国の審議会委員」の伸びがやたらすごいですね。あとは「参議院議員当選者」とか。「研究者」も地味に上がってますか。


 でも、社会全体で見たときに女性が能力に見合った責任あるポスト(それに見合った収入)を得ていると言えるのか...? この辺り、疑問があります。

 そういった高収入・高ステータス系な職業(あるいはポスト)以外の部分でも、もっと基礎的なところで男女の収入差が埋められるようになっているのか? そういう疑問があります。


 んで、収入や地位の差がそのまま「自立」というか「個人が自由に発言できるかどうか」、もしくは「発言したとしてその発言が聞き入れられるかどうか」というところにつながってくるように思います。(※細かい例外は捨象します)


 対して、「働く女性率が増えれば女性の発言権は増えるのか?」、って問題もありますね。中国なんか思い浮かびますが。


図録▽女性の年齢別労働力率(各国比較)


 こちらのグラフでは中国は一番高い位置にいますけど、中国(内陸部)の女性蔑視ってのはすごいですもんね。「嫁は市場で買ってきた」を地で行ってるところなので...。(で、奴隷のようにこき使う)

 まぁ、主に農村部の話なんだけどう日本の農村部(ほか田舎)で女性の権利が確立しないのともなんらかの関係があるのかもしれません。(暴論だけど)端的に言えば、<単純労働を中心とした地域では女性蔑視が根強く残っているのでは?>、問題。肉体労働を中心とした単純労働では男女差がモロに表れるので女性蔑視につながりやすい、ということなのかな? (cf.「そんなものも持ちあげられないのか、この役立たずが!」)



 ってか、話がそれたので戻すと



 とりあえず「男女」を巡る議論では基本として以上のような、<社会構造的に埋めがたい収入差がそのまま男女の権利差につながっているのでは?>、ということがあるように思います。つまり権利における非対称性の問題。


 タテマエとして「男女同権」とは言っても蓋然的な男女差別というのは存在しているので(cf.「女は刷る機械」)。そして、社会進出がままならない女性の保障が切られていっている現状がある。


 それに対して、行き過ぎた女性の権利礼賛、アファーマティブアクション型の男性差別の問題というのも実際にあるのでしょう。シングルマザーに対して「シングルファザーは養育費なんて望めないんだ」問題とかも。(参照


 ですが、これはいわば例外の例外のようなものでして、これをして「女性はこわい」だの「鬼嫁ばっかだ」などというのは如何なものかと...。分かりやすく言えば、黒人ほかマイノリティへの一部の優遇政策をして、「黒人こわい」だの「黒人は犯罪者ばっかだ」などといっているのと同じですよね?

 それで、それ系の発言を見るたびに「なに言ってんだろ、この人たちは?」って気になるんですが、そういう発言をする人々がいるということは実際になんらかの苦痛やプレッシャーを感じている場が存在するというのも事実なわけで、その辺も考慮しないといけないなぁ、とは思います。



 で、具体的に考えると良く分からないので、抽象度を高めアナロジってみようかな、と。 内田樹メソッドですw


 めちゃモテ日本 (内田樹の研究室)


 こちらのエントリ自体はタイトルとちょっとした思いつきだけのどーでもいいエントリで、「CanCam × 樹 × 外交 ってとこが受けたのか?でも内田センセは前からCanCamってるしなぁ」みたいなこと思ってスルーしてたのですが、そのことについては後日の日記で内田センセ自身も言っておられたので良いです。

 それとは別に、ここで出てきたアナロジー(外交力と女子力)はそのまま軍事関係のアナロジーで使えるな、と思いまして。


 以下、ネタですが、投入前におさらい。女子力とは

ARTIFACT@ハテナ系 - 脱臭セレブとしてのエビちゃん
 
化粧とかファッションへの力の入れ方で構成されるパラメータ



 んで、これで武装した人々が高出力ビジン兵器に変貌していく。


muse-A-muse 2nd: ビジン / ワセジョの事情



 イメージとしてはモビルアーマーっすね(美具寒)。その周辺に座句やら事務やら元旦句やらがいるわけです(具負とか土無も)。天然美人はガンダムかなぁ...。(赤い彗星とか)


 で、女子力に対する男側のパラメータとしては攻性防壁的な閾値が設定されると思うんですね。つまり、「ときめくな、オレの心!」((C)覚悟のススメ)的な踏ん張りのようなもの。そのタガを巡って女子力と男性防壁の攻めぎ合いが生じる。

(※脳内イメージでは「男子防壁 = だんご防壁」なのでだんごでできてます。その甘み防壁を女子的腹ペコ衝動が食い破るといったイメージも可)

 

 てか、現代のARMS状況においてモビルスーツ(以下、MS)なんてのが投入されると軍事バランス崩れまくりになるんすよね。それこそF22もボコボコにされるぐらいの差があるんじゃないでしょうか?



 あるいは軍事アナロジーをもうちょっと進めると有名なMADの論理がありますね。例の「相手を殲滅するぐらいの兵器をもっているもの同士は争わない」ってやつ。

 そう考えると「やはり争うもの同士が同等の力を持てばよいのか?」ってことになるんだけど、そうすると冷戦が生じることになるんですかね?


 夫婦間の関係において冷戦の時期として思い浮かぶのは倦怠期に差し掛かったころ、って感じかな。でも、大部分の主婦はダンナと同等のリソース(収入源)を持っていないはずなんですよね。

 男性学的な視点をとる人からすれば「それでも女が強くなってるのは事実だから」ってことなんだけど、リソースのない状態で権利を主張できるってすごいですよね。高度な外交術だと思います。その際のリソース(人質)というのはやっぱ子供なのかな? 「子供ができると女は強くなる」? (よくわかんないけど)


 どっちにしても高度な外交術だなぁ、と。


 再び軍事、あるいは外交アナロジーに戻ると、この関係というのはアメリカと日本の関係にも似てるように思います。アメリカへの蓋然的従属関係をとらざるを得ない日本というのは主婦的な位置に近いかな、と。

 実際、軍事においても「おまえは出しゃばってこなくていいから後方支援してろ!」って感じでしっかり後方支援は命じられてるわけですし、その割には市場開放とかいろいろな難題は突きつけられるんですよね。でも、アメリカがいないとやってけないのも事実。



(※「家計と国家外交を同等に扱うな」と言われそうですが、今回は「家計」から「外交」を見るのではなく、「外交」から「家計」を見るので別にいいかな、と。そういうわけで続けます)
 


 そういった事態に対して、内田センセは「めちゃモテで行こう!」とおっしゃるわけですが、「めちゃモテ」まではムリなような気がします。せいぜい「敵を作らない外交」って程度ではないでしょうか?(実際、女性誌の方向性もそっち方面に変わってきてるみたいだし)


 んで、「敵を作らない」のを優先しつつじわじわっと共感を集めていく、ってところではないでしょうか?あんまり「めちゃモテ」ビームを出しすぎると周りに人たちも引きますしね。(狙うとしたらモテない系ってやつかな?)



 まぁそんなこんなで、やっぱ「当事者同士だけで衝突せずに周りの意見も聞く(周りを味方につける)」ってのが肝要なのではないでしょうか?


 あるいは「連邦の白いヤツは化け物か!?」ぐらいの実力がつけれたら別かもしれないけど。ニュータイプってのは疎んじられますよね。(カミーユの悲劇)



--
関連:
もしくは萌え萌え日本とかね


muse-A-muse 2nd: 萌え将軍とミニマリズム


muse-A-muse 2nd: 縮小国家用メモ:内需は守るべき


ここからのアナロジーで言えば、「無駄遣いはせずに家庭を第一に考えましょう」、って感じですかね。(ベタだけど)
 
 







タグ:外交 男女 ネタ
posted by m_um_u at 09:11 | Comment(2) | TrackBack(1) | 社会このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
私は、別に女性を怖いとは思ってはいませんけど、少しだけ...。

男女の収入の差は、女性差別ではなく、女性側の意識の問題でしょう。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080220/147640/

>2007年に日本経済新聞社が実施した女子学生の意識調査では、54%が会社を選ぶ時に「性別に関係なく仕事のチャンスがある」ことを重視しているのに、「結婚してもずっと一線で働きたい」はわずか5%だという。

これじゃ、いくら外野が頑張っても男女間の収入格差は埋まりませんよ。

こういった事を無視し、収入差という表面的なものだけを見て女性差別と言ってみたり、とにかく差を埋めようとする事が男性差別なんだと思いますけどね。
Posted by こんち at 2009年06月04日 04:11
彼女たちにしてみると、「男女平等とはいってもそのまま仕事つづけていってもぢみな男女差別的な視点はあるし、やっぱり子供産みたいし産んだら育てるのにやはりしばらく休みたいし」、っていうのはあるのかもしれませんね。それ自体は自然なもので特に否定できるものでもないかなぁ、とか思います。「結婚してもずっと一線で働きたい」環境ができてないから結婚を期にある程度下がってしまうのかなぁ、とかなんとか。

それとは別に弱者優遇的に女性が過剰に持ち上げられる現状というのもぢみにあるかなとも。一部の女性が「男性は弱くなった」なんていっていろいろ求めたりするんだけど、その時点で「男女」の差は内在化してるわけだし、そういう女性というのは得てして女性優遇すべきないいとこどりは基本にしてるように感じるんですよね。都合の良いところで「わたしは女なんだから!」ってのを武器にするというか。

それとは別にいままでは男性側のアドバンテージだった収入面も女性に並ばれるとそれまでにあった男性的な特徴というのも代わらざるを得ない面があるかなぁ、とかぼんやり思います。

まぁ、こういうのも一部の女性からすると「ミソジニー」とかいわれるのでしょうが(特にそういう女性を批判してるわけではないんですがね)


Posted by m_um_u at 2009年06月04日 05:22
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女はコピーを取る機械である
Excerpt: ♪何の迷いもなく あなたを選んで 振り返らず この道を果てるまで 歩いていくよ♪...
Weblog: 勤労者Xの憂鬱
Tracked: 2007-07-07 00:44
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