2007年06月11日

捕鯨問題の知られざる歴史でガイジンにwhale面かかせてやればいいです

 前々から「ほえ面」の「ほえ」ってのが「吠える」から転じたものなのか「アホ顔」みたいな感じで「ほえ顔」ってのがあるのか気になってて、ちょっと調べてみました。


weblio:ほいずる とは


 高松の方言で、


ほいずる − 泣き顔・泣く。「ほえづら」のなまり。

 
ほえづら 0 【▼吠え面】 - goo 辞書

大声をあげて吠えるように泣く顔。
――をか・く
悔しがって大声をあげて泣く。

三省堂提供「大辞林 第二版」より



 ということのようですね。


 わたしゃてっきり「whale面」って感じで、「人様がアホなことを考えたときに魂が抜けてシロナガス鯨のようなアホ顔をさらす」、などといった意味かと思っていたのに.......。(あと、凶暴なヅラがなにか吠え立てながら襲い掛かってくる、とか)


 まぁ、ぼくの中ではこれからも「whale面」=「シロナガスクジラのようなアホ面」ってことですがね。


 と申しますのは以下のことに絡んでます。


痛いニュース(ノ∀`):【捕鯨問題】「日本の対応は子どもじみたかんしゃく。母親は子供のかんしゃくを認識するものだ」…オーストラリア環境相



 オーストラリアでの反捕鯨運動が流行ってるみたいですね。

 それで、こんなエントリもでてちょっと関心を集めたり


Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜: 鯨と奴隷


 <オーストラリア人ほか一部欧米人が、「クジラは人間と同じよ! (食べるなんて野蛮!!)」、などという心情を理解してみよう>、なエントリ。

 <「人=クジラ」とした場合、反捕鯨運動の歴史ってのは奴隷制度衰退の歴史にも似てるね>、と。


 んで、ポイントはエントリ冒頭でも言われてるように

19世紀の奴隷制撲滅運動も同じです。18世紀までは、新大陸の経営に奴隷は不可欠なものでした。だからヨーロッパ諸国は、空前の規模でアフリカ人奴隷を新大陸に運びました。しかし19世紀に入ると、産業構造の変化で奴隷は採算に合わなくなってしまったのです。


 ってとこで、「なんか納得」って感じでそういうのもありかなぁって思うんですが、奴隷制度の歴史について詳しくないのでこの辺についてはあまり語りません。


 ついでに言うと、反捕鯨運動と環境問題の関係というのは合理的ではないはずですよね。

 <一部の大きくて偉大なおクジラ様以外のクジラ様を野放しにしていると漁業のための魚(サンマとかタラとか? ※←てきとー)をたくさん食べちゃったり、ほかいろいろ食べちゃうから生態系にとってはよくなんだよね>

 ってのは知っての通りだと思います。


 もちろん、これ自体も確定的ってわけでもなくて、反捕鯨団体からは「恣意的なデータ集めてんじゃねぇよ」とか言われてるわけだけど、論理としては間違ってないですよね。



 んで、まぁ、捕鯨問題については「なんだかなぁ」って感じでほげーっと見てたわけですが、



 先日、宮台さんのpodcastを聞きまして、「反捕鯨運動ってのはもともと環境問題を隠すための煙幕だった」、って話を聞いたんですね。

 詳しい内容は忘れたけど、「環境保護関連の運動がうるさくなってきた時期に関心をそらすために仕立てあげられた運動が反捕鯨運動。んで、一部のゲーノージンなどの煽動がその辺に乗っかっていった」、と。


 その辺について、ちょっとぐぐってみたらありました。

CEC みだれ観照記:クジラと日本人


 「クジラと日本人」ってタイトルで岩波新書から出てるみたいですね。(もちろん読んじゃいませんが)


 こちらのサイトで概要示されてるので孫引かせてもらいます。



著者は、冒頭で、「クジラは巨大であり、(中略)神秘的で、人の興味を引きやすく、いろいろな意味でのシンボルになりやすい動物である」、それゆえに、「米国政府と環境保護団体は、この特徴を利用して、鯨を環境保護のシンボルに仕立て上げた」と述べています。それが1972年のことで、「商業捕鯨の10 年間のモラトリアム」が提唱され、1982年の「商業捕鯨無期限のモラトリアム」が宣言され今日に至っているのです。その意味では、現在の日本の青少年は、日本の有史以来初めてクジラ肉を日常生活で食することなく育ってきた稀有な存在となってしまいました。



 例の、「クジラは大きいし、哺乳類だし、歌うんだぞー (ほかの哺乳類とは違うんだ!)」、言説ですね。歌うっていった牛だって歌みたいなことはたまにやってるし、それなりにでかいですよね。「でかければ食わない」、っていうのはなんか論理的にびみょーな感じがする...。

 たぶん、「人間と似てる生物を食べるなんて!」、ってことで情動に訴えたいんだろうけど、それだったら「人間の何倍もの大きさを誇る」ってのは理由づけにならないですよね。

 そういうわけでわけわかりません。
 

 次に


もともとクジラ資源の管理を目的に1948年に設立されたIWCは、ニクソン・アメリカ政府が突如環境保護のシンボルにクジラを祭り上げる(1972年)以前に、大型のザトウクジラとシロナガスクジラの捕獲は全面禁止措置をとっていました。1972年以降、IWCの対立は、本質的にはアメリカと日本との対立であり、その力関係が如実に、捕鯨賛成国と反対国の比率になって現れてきたように見えます。


 一部の大きくて偉大、かつ希少なクジラ様は早い段階で保護が発動してますね。そういうわけで問題はそれほど大きくないクジラ様です。上述したように、そのクジラ様(マッコウクジラとか?)はいっぱいいて、たくさん食べすぎちゃうんです。

 これに対して、反捕鯨派からは以下のような反論があるみたいですね。


捕鯨問題 - Wikipedia

鯨食害論

日本鯨類研究所は世界中の鯨が食す魚の消費量は2.8から5億トンと推定し、これは世界中の人間による漁獲量9千万トンの3倍〜6倍であるとした上で、鯨のみを保護する事によって海洋生態系に悪影響を与えると主張している。これがいわゆる「鯨食害論」である。

対して、捕鯨反対派は「北太平洋のミンククジラ個体群がオキアミよりも、サンマやイワシなど群居性の中小型魚を多く捕食していたことは専門家にとっては古くからの常識であり一般向けの動物学啓蒙書籍にも広く記されていた事実であったにもかかわらず最近になって調査捕鯨の成果として人間の食料になる魚類の大量捕食が判明したかのような広報がなされた」と指摘、また「鯨類の総バイオマス量が激減している以上、鯨類が消費する水産資源も激減しているはず」などと反論している。



 なので「びみょー」って感じだけど..まぁ、とりあえず話を進めましょう。

 ってか岩波新書のほうのリンク先に戻って、ポイントはここ


ニクソン政府が1971年に「海洋哺乳動物保護法」を制定し、1972年に「商業捕鯨10年間のモラトリアム」を提出した背景には、当時激化していたベトナム戦争での、無差別絨毯爆撃(北爆)や、森林への猛毒ダイオキシンを有した枯葉剤の散布(日本では、ベトちゃん・ドクちゃんの治療報道で一躍人々の知るところとなりました)に対する世界的な批判と、1972年の大統領選挙への民主党候補マクガバンの「反戦」キャンペーンの高まりがありました。人類と生態系の破壊にこれ以上過酷なことはない戦争遂行の実態を、海洋哺乳動物の保護という煙幕で覆い隠そうとしたとしか考えられない状況だったのです。絶対的環境保護論者がその実行部隊となったことは、なんともやりきれない思いです。この筆者はそこまで筆を進めていませんが、少なくともその当初の不順な動機からして、クジラを環境保護の旗頭にすることだけは止めるべきではなかったでしょうか。


(※太字強調はエントリ主によるもの)



 そんな感じの煙幕っぽいです。


 でも、「アレ、煙幕だよ」、っていまさら言うわけにも行かず、なんとなく続いてるみたいです (あまり関係のないオーストラリアで!)。




 そういうわけでほげーな話って感じです。

 でも、まぁ、いかにもオージーって感じなので笑って済ませる (のかな?)




 とりあえず、これでガイジンとクジラ話になったときにはwhale面かかせてやれますね。




posted by m_um_u at 22:09 | Comment(1) | TrackBack(1) | 社会このエントリーを含むはてなブックマーク
この記事へのコメント
記憶が曖昧なのですが、1980年頃の文藝春秋誌(月刊)にニクソン政権内部に居られた方が寄稿していたと思います。
「グリーンピースがニクソン政権に、反捕鯨運動と枯れ葉剤作戦とのバーターを持ちかけた」という内容でした。
「国連環境会議にグリーンピースは枯れ葉剤作戦を持ち出さない。かわりに、ニクソン政権は反捕鯨運動を強力にバックアップする。
」という合意が成立した、とありました。
両者ともに利益を受けるわけです。
もちろん、枯れ葉剤作戦で苦しむベトナム人
はどうでもいい、鯨のほうが大切ということです。
白人版犬将軍の誕生です。
今に至るまでの、反捕鯨運動の欺瞞の出発点
でした。
ちなみに、その寄稿者は「日本人は絶対に妥協するな」と書いておられました。
Posted by yusu at 2007年12月22日 13:26
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Weblog: 駒沢亭日乗
Tracked: 2007-06-21 02:13
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