2014年02月21日

E.トッド、1998、「経済幻想」




全体的に難しげな考え+書き方なのでよくわかんない感じだったけどまあ感想として



経済幻想
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焦点としてはEUと通貨統合、あるいは自由主義的資本主義 → グローバリゼーション、ネオリベ的なあれ。そういった考えが進歩的な当然-単一の未来とするのは幻想である、という考え。家族系から統合型資本主義(日独)も考えられる。

平等主義核家族(パリ)に似合った経済系もあるのかなあとかおもったけどその辺には触れず。とりあえず「単一通貨、EU、グローバリゼーション、ネオリベのゴリ押しは家族系の規定性から考えてビミョー」てのがメインの主張でそれをゴニョゴニョ論証する感じだった(論証詳細よくわからんけど

あと、ロシア・中国(外婚制共同体家族)、北アフリカ(内婚制共同体家族)に似合った経済系とかも特に触れず。まあ経済系は生産様式に準拠だからもともとは集団農業とかが適してたのかもだけど

自分的にはマクロ経済的出動も国に依る貿易・内需保護もタイミングの問題だと思ってるので、そういったいくつかの型と元からの家族系のニックス、ぐらいの話になるかなあ。。


これにコミュニタリアニズム(あるいは旧来の美徳重視)や自由主義、あるいは功利主義なんかが絡んでイデオロギーとして固まっていくのだろう。


たとえば、日本の場合は家族系的基底だと直系核家族なので旧来の価値観を重視する父権的権威主義がもともとな性格としてあるけれど近代の合理性というのは自由主義を要請する。なので保護主義的なことをやっているほうが性格的にはあってるのだけれど、デファクト的な自由主義的資本主義に合わせる、というところで相克というか止揚的なものが求められている。

国民性としてももともとそういったパターナリズムと曖昧な旧来の伝統価値≠美徳を重んじるところがあるのだろうからちょっとしたところでそういった価値観が全体合理性に対するメタ認知みたいなものにもなるのだろう。





まあ経済書としても人類学的知見としてもびみょー感あったので「国によって合う経済政策は異なる」という主張は本書でよく言及されていたこれでも見ていこう



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関連:
マイケル・サンデル、2010、「これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学」: muse-A-muse 2nd
http://muse-a-muse.seesaa.net/article/389358750.html



(補遺) E.トッド、「新ヨーロッパ大全(T)」、「世界像革命」読んで: muse-A-muse 2nd
http://muse-a-muse.seesaa.net/article/385418548.html


1355夜『経済幻想』エマニュエル・トッド|松岡正剛の千夜千冊
http://1000ya.isis.ne.jp/1355.html




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