2007年02月25日

新書ブームの終焉とAudio bookの可能性について

 はてぶにこんなのがあがってて気になった。


新書バブル崩壊寸前?(@みんなの25時)
http://d.hatena.ne.jp/hanemimi/20070223/1172252026


 書店員の方の実感として、「新書バブルもそろそろ終わりかな」、と。

 「バカの壁」とか「国家の品格」みたいな本の乱造によって「新書の雑誌」ってことで間口を広げたはずだけど、却ってそれが信頼を失わせる結果になったみたい。

 新書の中にも良書はあるのだけれど、本を読むのに慣れてない人はそういうのに辿りつけないのだろう。そういうライトユーザーを誘導する工夫としてポップによる説明して需要(欲望)を創出するってのがあるように思うけど。


勝手に本屋ミシュラン #55くすみ書房(@本屋のほんね)
http://d.hatena.ne.jp/chakichaki/20070107#p1

関連:「本屋のオヤジのおせっかい」http://www.k2.dion.ne.jp/~sa-shibu/home.html


 もしくはレビューサイトのランキングを参考にするとか

レビューライン
http://reviewline.jp/

※Amazonの新着レビューをとってきてまとめてあるサイト。「新書」「小説」「ラノベ」「マンガ」などに対応。各ジャンルごとにRSSあり。また、個別商品についてもRSS貼り付けて新着レビューがあったらチェックできる。本屋でこれのチェックできるといいのに。



 そういう話でもなく「本を買う人」が減ってきてるのかな。


 まぁ、確かに、本読むのめんどくさいもんな。最近だとpodcast(ってか「life」)が重宝してるけど

 「life」はwikiで内容をテキスト化してアーカイブしてくれてるので便利。おかげで「ながら視聴」みたいなことしてて、内容は覚えてないけどなんとなくキーワードだけ気になってるってときに後から文脈を確認できる。
http://wiki.livedoor.jp/life_wiki/d/FrontPage

 そういう意味ではスタッフの皆さん(ってかプロデューサーの方?)の営為には感謝してる。

 あと、こういう形にしてると後で出版なんかを意識したりできないのだろうか?Dan GilmorとかLawrence Lessigのオープンテキスト(オープンソース・ブック)みたいな感じで
http://sw.cocolog-nifty.com/swmemo/2004/03/post_10.html
 
 日本だとJMMがあるか


 あれも最初は「ネタをばらしてて売れるわけないじゃん」って感じだったけど結果的に売れたみたいだし。ポイントはネタがばれてるかどうかではなく、閲覧性(一覧性)というか「便利」とか「時間が省ける」ってところだろう。みんな忙しいので便利さのためにお金を払うことにそれほどの躊躇はないみたい。「Winny使ってるのは貧乏人」って感じで、問題は価格ではなく時間なのだろう(もちろん限度はあるが)。「クリック一発で注文できるかどうかで勝負が分かれる」っていうのもそういうことだと思う。


 で、オープンソースブックに話を戻すけど


 ネットで公開されてる文章は無料だけど、ある話題について継続的に書かれている長文の文章を追うのは疲れるし、時間がかかる。「PCの前にずっといないといけない」、っていうのもいただけない。目が疲れるし、PCの画面を見るリテラシーに長けていない人にはきつい。なので新聞・雑誌・本というメディアはなくならない、っていうのはよく言われる話。

 それと同じ感じで、いちいち文字を目で追うの疲れるのでpodcastでがーって聞いた後に文章で確認したい、という需要はあるように思う。


 イトイさんなんかが「これからは講演だよね」みたいなこと言って、講演企画してそれを出版してるのもこういう文脈に交わるように思う。たとえばこれ


智慧の実を食べよう。
http://www.1101.com/event2003/index.html


 って、糸井さんはpodcast意識してなくて、「しゃべり言葉のほうがなんか分かりやすいよね」、って感じで企画を立てたんだろうけど。出版化するついでにMP3とかの音声データもつけてくれてるとありがたかった。


 中沢新一さんの「三位一体モデル」読みたいんだけど、データついてないもんなぁ。。
http://www.1101.com/aoyama_campus/index.html


 テキスト化して音声出力ってのもめんどくさそうだし・・。


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関連:
思想家・中沢新一に聞く『三位一体モデル』(前編)(@NB online)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20061122/114227/


最近の新書ブームってのは、「風俗店の急増」にたとえられるかもしれない。(@ある編集者の気になるノート)
http://aruhenshu.exblog.jp/5581473/


新書版「アタリショック」の足音が聞こえる(@踊る新聞屋)
http://t2.txt-nifty.com/news/2007/02/book_1099.html





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追記:
それ以前の問題としてアテンションとマーケティングってのがあるだろう。Middle Tailの話と同じ。でも、だとすると同じように可能性はある、ということなのだろう。

広告の話とも絡むけど、マスという感じではなくターゲット定めて広告打てばその分コスト抑えられるのだろうし。

口コミを中心としたコミュニティマーケティング(+α)って感じになるのだろうか。




タグ:出版
posted by m_um_u at 19:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | メディアこのエントリーを含むはてなブックマーク
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