2011年05月07日

Terminal Arts of Sein und Zeit




地は定形(かたち)なく曠空(むなし)くして黒暗淵(やみわだ)の面にあり

神の靈水の面を覆ひたりき

                 ――創世記



黒暗(やみ)の潮 今滿ちて 

晦冥の夜(よる)ともなれば

假構の萬象そが閡性を失し 解體の喜びに醉い癡れて

心をのゝき

渾沌の母の胸へと歸入する。

窓外の膚白き一樹は

扉漏(とぼそ)る赤き燈(とぼし)に照らされて

いかつく張つた大枝も、金屬性の葉末もろ共

母胎の汚物まだ拭われぬ

孩兒(みどりご)の四肢の相(すがた)を示現する。



かゝる和毛(にこげ)の如き夜(よる)は

コスモスといふ白日の虚妄を破り、

日光の重壓に 化石の痛苦

味ひつゝある若者らにも

母親の乳房まさぐる幼年の

至純なる淫猥の皮膚感覺をとり戻し

劫初なる淵(わだ)の面(おも)より汲み取れる

ほの黒き祈り心をしたゝらす……



おんみ天鵞絨の黒衣せる夜(よる)、

香油(にほひあぶら)にうるほへるおんみ聖なる夜、

涙するわが雙の眼(まなこ)を

おんみの胸に埋むるを許したまへ。


「夜の賛歌」













昨日 @amayadori の踊り見にいってきたので自分なりに感想とか整理
http://twitter.com/amayadori



今日(5月6日)、踊ります | アマヤドリ
http://chloe.petit.cc/banana/20110506024441.html



ストーリーラインとしてはこういう感じで


輪郭 | アマヤドリ
http://chloe.petit.cc/banana/20110504175018.html



自分的には前にちょっとした椅子周りの話かな?とか思っていた


Togetter - 「「ゴドーを待ちながら」  誰も座れない椅子に座るのは誰?」
http://togetter.com/li/120932





アウラを民芸的な「寄り添い」「民草からの芸術」「大文字の『芸術』(至高芸術)ではなく、商業的な大量頒布(大衆芸術)でもない、生活の中の芸術」としたとき、それは「限界芸術(鶴見俊輔)であり民芸、つまり田中泯さん辺りを組んでいくのかなぁ、と


暗黒舞踏だと2ndからの分派という感じで


暗黒舞踏 - Wikipedia
http://bit.ly/lBHS0s



しかし、


結果はそういうオレの思い込みが「( ゚Д゚)<ゆるふわー」っていわれそうなぐらい至高だった。。至高にして限界。アウトサイダーアート的な汲み上げ的な意味で



アウトサイダー・アート - Wikipedia
http://bit.ly/kFEyod



アウトサイダーアートもみょーな思い込みから過剰な弱者救済的な志向、「みんな平等」みたいなのが仮託されることがしばしばあるように思うけど、そういうのではなく

限界の認識、限界に現れる輪郭、音速の壁のような臨界点突破とそれによって現れる至高性



(以下はこちらの( ゚Д゚)<妄想乙!なところがけっこうあるだろうけど構わず続けると)






「彼女自身の踊る理由」

「彼女が踊りによって『本来の自分』『いまある自分』を結びつけようとしている内部の闘争」そのものが表現されているように思った



見ているあいだ腕にみょーな汗かいてたし…




最初に、言葉がなかった時期

言葉に到達するかわからなかった不安のあったころ


「その頃の記憶は、両親から伝え聞いたものと自分の記憶をたどって」っていうけど



それをイメージしつつ現在ある脳と身体の運動の臨界点としてのZONEで「いま」の言葉やものに結びつけようとしている


「今回は完全自動状態ってほどキレキレではなかったですけどねー(ΦωΦ)」ってことだったけど、あれでMAXでないとしたら……まあ、オーバードライブとしてのそれか


すくなくともしろーと眼には多分節した身体のそれぞれの部位がたわむことなく連動しているように見えた。きちんと音楽に合わせた、あるいは自身の内部の声なき声に合わせた連動

その中で超高速の情報処理が行われているのが伝わってきた(それで変な汗かいた…



高速の情報処理の中で言語以前の情報処理が行われ、かつての記憶と現在のそれがリンクしていく


その中で、だんだんと時間そのもの、自分の存在そのものも意味がなくなっていく



「ただ、あの声(リズム)と形にされてないイメージに融けるだけ」



そして、憑かれたようにそれを発露する


イメージが消えてしまう前に


あるいはそういう恐れももって






発露される内容は彼女の中の根源的なもの



善も悪も、もちろん性別もない言葉以前のなにか荒ぶるもの


その悪魔だか神だかわからないものが「オレを出せ」と叫ぶ



その声に従うように

あるいは、

その声に抗うように培った技で悪魔と対峙する


そういう形で 「言葉(≠概念)を得ること / それで失ったもの / 新たに得たもの / これから得ようとする意志」 を表しているように見えた


あるいは


言葉以外のものを手に入れて、それに新たに向かっていける(向かわざるを得ない)という決意のようなもの


たとえ、それがまだどんなに頼りないものでも




根源の記憶をモノリスに刻み、あるいはその上で死に、また生まれることで新たな自分と出会っていく



天から降る(あるいは天と自分をつなぐ)なんだかわからない糸のようなものを辿って









激しく「( ゚Д゚)<妄想乙!」なのかもだけど、すくなくとも自分にはそういうものに見えた(そしてちょっと泣いた









失われた嬰児としての自分を取り戻す旅

本来ある自分(ポイエーシス)に向かう旅


そのためのスタート地点



願わくばその旅の中で良い道連れに出会わんことを



すくなくとも今回の舞台にはアウラがあったように思った(文字通り一回性という意味でも、そして見守る人?たちの存在も)
















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本番動画をYouTubeにあげていただきました | アマヤドリ
http://chloe.petit.cc/banana/20110509003138.html





『輪郭』
2011.5.6 @pit北/区域
作 ・ 出演:朝弘佳央理
ヴァイオリン:栗明美生
衣    裳:横畑早苗
撮    影:マスナリジュン





世界にはたくさんの輪郭があって、私はそれと向かい合っているような気がしていたけれど、
ほんとうは、それを発見したのは、
ただ、私なのだと







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dance+ ≫ 「踊りに行くぜ!! IIセカンド」の挑戦 <再掲載>
http://www.danceplusmag.com/c1/7604


 JCDN news 「踊りに行くぜ!!」II(セカンド)vol.2 公募スタート!
http://jcdn.blog52.fc2.com/blog-entry-85.html


※今度の14日@浅草の  まだちょっと悩み中ながら14日はそういえば予定が( ^ω^)・・・ぐぬぅ




※以下の「関連」は稿を分けた

Teminal Arts of Sein und Zeit (補遺): muse-A-muse 2nd
http://muse-a-muse.seesaa.net/article/200173685.html?1304976629

posted by m_um_u at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビューこのエントリーを含むはてなブックマーク
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