オランダモデル関連でそれなりに役立てる人もいそうだし(てか、あとで自分が検索するときに便利)
以下、大部分は自分が気になったところの自分なりの抜書き。大事そうな部分だけページ数つきなので各自確認されたし
オランダ人は元々が貧しい農民出身なので素朴で直接的な表現(コミュニケーション)をとりがち。言葉の裏の理解とか苦手、と
オランダではたいていの人が三十歳を待たずに自分の家またはアパートを購入する。「標準的な長屋がその年代の年収の3年分程度で購入できる+ローンの負担が月収の15%以下+住宅ローンの支払い利息によって30年間は税金控除できる」ので
そんで、ローン払ってるうちに持ち家の資産価値が上がってくのでその差分で車買ったり生活資金にしたりするらしい。子供が独立したらには大きな家を売り払ってアパートに移り住み差分を生活費に当てる
オランダでは車がバカ高い。環境問題を配慮して、とのこと。干拓してつくった土地なので温暖化で水位があがると水没する。 車の価格はスズキのアルトで92万円(二万ギルダー)ぐらい。ちなみにオランダで高校卒業して工場勤2年の人の年収がそれよりちょっと下(1万五千ギルダー)ぐらいとのこと
オランダの正式名称は「ネーデルランド」だけどこれは「低地」の意味。低地を干拓してつくっただだっ広いまっ平らな土地がオランダ。また、これは現在のドイツに住む高地ドイツ人に対し「低地に住むドイツ人」(ネーデルランデル)という意味も含む
そういえばオランダの友人も「ドイツ語は方言みたいなものだから習ってなくても分かる」っていってた
また、インドネシアの国名の元である「バタビア」は「バタビーレンの土地」という意味。オランダに元々住んでいた人種の一つバタフィー人に由来する
「オランダ人の合理・倹約精神は干拓以前にろくな作物のとれない土地に住んでいた経験によるものではないか」という著者的見解。干拓以前はネコの額のような狭い土地でニシンを主食に暮らしてた。それも獲れるかどうかわからなかった
労使関連について。オランダでも企業の属する業種ごとに労使間で団体労働協約が結ばれている。これはアメリカにもあるギルド的なアレだと思われる。それぞれの業種にて労使間で取り決められた労働協約はその連盟に正式に属していない企業にも遵守する義務が発生する(一般締結状態)
団体労働協約により「年間労働時間」「特別休暇日数」「基準賃金」などが設定される。これいによりたとえば同じレベルの技術者なら会社の規模によらずどこの会社にいっても同じ給与がもらえるようになる。結果として雇用の流動性が高まる (p172)
また、二年以上勤続した社員を解雇するのは困難。二年以上から退職金が発生する。10年勤続の社員を辞めさすには通常二年分の年収を支払わなくてはならない。 こんな感じでコストかかるので解雇は少ない
オランダは社会保障が高水準な分、税金も高い。例えば所得税率は → 年収150万円までは税率33.90%、490万円までは税率37.95%、1077万円までは50%、それを越える場合は60%
「もらうだけではなく払う(あるいは全体の流れを考えて我慢する)」関連で言うと「過大な賃金上昇によってもたらされた経済不振→不況を解消するために労使間で賃金増をいったん抑えることが決められた」らしい(ワッセナール条約)
(1)経済発展に見合う賃金上昇率の確率、 (2)雇用を増やすためのパートタイム労働制の導入、 の2つをして「オランダ・モデル」といわれる。パートタイマーの労働条件は正社員とまったく同じ
「オランダは低地を干拓して作った土地」という部分については以下のツッコミあり
KaffeeBitte @m_um_u オランダは、ドイツ語的には"Niederlande(ニーダーランデ)"=「低地の諸州」。実は"Nieder-"が付く地名はドイツには他にもある(Niederbayern,Niedersachsenなど)
もともと低地のところで干拓で土地広くしていったのだね

