2008年07月24日

公開性と限定公開性の間ぐらいの話

読書メモとかblogメモ的に。


公共性あるいは公開性、オープンソース的参画とシステム合理性の問題について。めどさんえっささん辺りから。めどさんのはこれ


みんなの意見で社会が滅ぶ - レジデント初期研修用資料


めどさんが言うように「みんなの意見は案外正しい」だけじゃ社会は回らないように思う。その意味では前にも言ったようにえっささんのこれとかびみょーな感じ


公開できない「暗部」のある組織はもうもたない、でもそれだけのこと - アンカテ


新聞とは報道機関ではなく権力装置であると中の人は考えているらしい - アンカテ


↑への感想メモみたいなのはこの辺

むーたん - m_um_u:この手の「新聞は権威をかさにきている(自分達が権威であり中心だと思っている)」ってのはよ...


おーざっぱにいうと「システム合理性 / コミュニケーション合理性」な問題にも似てるな、と。コミュニケーション合理性な人は「オープンに、みんなで話し合えば解決するんだよ!」とかいうけどそんなこといってもみんな意見が集まったほうがややこしくなる(敵より味方が怖い)のがプロフェッショナルな領域ということでシステム合理的に考えなきゃいけないところはあるように思う。

んでも、「しろーと黙ってろ」的に押しのけとけばいいという問題でもなくオープンネスが有効なシステムもあれば統制的なものが有効なシステムもある、って感じ。ガバナンスにおいてはその辺の条件となる要素を抽出するのがポイントなように思うけど

あと、スモールネットワーク(てかスケールフリーネットワーク)のことを思った。けっきょくいくつかの階層に分かれてその中で限定されたオープンネス(討議性)を追求していくしかないのかなぁ、と。ネットもそんな感じになってきてるし…

そいや以前もそれ系でTBしたんでしたね

muse-A-muse 2nd: ウェブ社会の民主主義:スケールフリーなネット社会に対応する設計とは?

そんでお返事としてはこの辺


一般大衆と理想の落差を感じたらそれをネタにすればいい - アンカテ


それに対する自分なりの理解はこの辺


muse-A-muse 2nd: ネットは偶有性を設計できるか?



「ウェブ社会における公共性(公共的情報)のデザインはアーキテクチャ的に可能なのではないか?」というのがこのときのひとまずの結論だった。いま考えるとこれってLivedoorニュースとかGoogleNewsとかの発展系って感じですね。現行のGoogleNewsは違うけど、特定の要素に基づいてウェブをクロールしてテーマに沿ったニュースリストを自動構築→公開する統合型情報ポータル、という点ではEpic2015的な感じがする。


Ad Innovator: EPIC 2014日本語字幕版とEPIC2015


ただ、その場合も「公共的な(公益のある)情報とは何か?」という暗黙の了解がなければアーキテクチャのデザインはできないんでしょうね。この辺も最初から「社会的に有益な情報」とかいうのを決め打ちしてしまうことの危険性なんか感じるけど。なのでその部分は決めてなくても一定の式に基づいて必要とされるもの、有益な情報がバランスよく集約されていくシステムができるといいんだけど。。


とりあえず自分的には次の本にとりかかる際の問題意識として留めておきます



ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス 1084)
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2 難しい言葉で書かれているが・・・
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1 他の方も書いていましたが・・・
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4 ウェブ進化についての語り口はオプティミズム(楽天主義)を貫いている。
4 ビジネスの将来の一片を示唆する
5 世の中が変わる
5 ウェブのライトユーザーが読みました
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4 前作と比べると。。。
5 けものみち
3 『ウェブ進化論』を理解してから読みましょう
5 福沢諭吉もビル・ゲイツも同じ「もうひとつの地球」を見ていた
4 いかに生きるべきか


















posted by m_um_u at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | メディアこのエントリーを含むはてなブックマーク
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